ノベルズ ゲームセンターあらしR(プレイステーション)  ヴィジット


■その名は、あらし!またの名をゲームセンターあらし!


あれです。
近所のファミコンショップに100円でワゴン売りしていたので買いまして、
当然の如く詰んでて、存在すらも忘却に沈んでいたわけなのですが、あったのでやります。

やったからといって、僕の人生に何の影響があるというわけでもなく、
周りにこんな古いだけでなく有名でもないゲームの話題で盛り上がれる友人がいるというわけでもなく、
ので、はっきり言ってあれなんですけどね、やったらそれまでなのですが、
せっかく時間を使って完全クリアしましたのでれぶぅとか書きます。

このままやってたことも忘れちゃったら、時間がさらにもったいなくなりますからね!

でも、誰も読まないこんな駄文を書いてる時間こそもったいないので、
クソゲーやって後悔したなら反省して、今後はクソゲーつかまないように事前に情報収集するなり何なりして、
繰り返さなければいいだけのような気もしますけどね。
まぁあれです、なんだかんだで楽しんでいるので良いのです。安いし。

というわけで、“ゲームセンターあらしR” ですね。
タイトルに“ゲームセンターあらし”の名がついていますが、ノベルゲーです。
強豪たちと巨大スクリーンでインベーダーとかギャラクシアンで戦ったりしないです。

よくあるキャラゲーですね。
おそ松くんやじゃりン子チエのADVがあるように、ゲームセンターあらしのノベルゲームがあるのは普通ですね。

で、やってみました。
ゲームを始めるとまずは4本のノベルゲームから選択できるような形式になっています。オムニバスです。

4本は以下のような話です。


■EVIL NET

ゲーム制作会社がゲーム作成中に魔王を召喚してしまい、
さらにビルに閉じ込められて、仲間が次々ゾンビになって行くというお話。
どこかで読んだことあるシナリオだと思ってたんですが、あれです、“ざくろの味”そっくりです。


■ジャスティス

宇宙で生活できるかという実験の被験者が主人公で、人間に化けれる宇宙人と戦う話。
登場人物がいっぱい出てくるのですが、ものすごい勢いで死にますのでどうでもいいですね。
EVIL NETとジャスティスは登場人物が“かまいたちの夜”のような感じでシルエットになっています。


■野望のお笑い王国

ニートがお笑い芸人を目指す話。
実写。


■毎日がすぷらった

コウモリ拾って育てる話。



あれですね、
あらし関係ないですね。
当然のように、各ゲームの中であらしの出っ歯の先もでてきません。
「はっは〜ん、さてはジャスティスの敵のエイリアンは平安京エイリアンね!」 とか、そういう繋がりも一切ありません。

まずはいったん、ゲームのタイトルを忘れることが必要ですね。
で、4本のノベルゲームを
ある程度いい感じにクリアすれば、
満を持してゲーンセンターあらしのノベルゲームがプレイできるというなんじゃそりゃ。

まー、パッケージの裏面良く見たら書いてるんですけど。
表面にはでかでかと“あらし”が描かれていて、タイトルにもゲームセンターあらしって書いているからといって
ゲームセンターあらしのゲームとは限らないというわけですね!! ちっくっしょう!!

で、待ちわびたあらしのノベルゲームですが、
選択肢出てくるのですが、2択で、一方は即バッドエンド。
おまけに選択肢ほとんどあらしクイズです。
でも僕、正直、それほどあらしに思い入れがなく、
どちらかというとパッション・パンティーを炸裂させて一撃でクリアー!なアレの方が世代としてはストライクなので
どうでもいいですね。なんでこんなゲームやってるんですかね。

ちなみに内容は、コミックのラストで宇宙に旅立ったあらしとさとると一平太が、
宇宙から現代に帰ってきて、ゲームで戦う話ですね。
なんのゲームなのか説明があったら良かったのですが、ジャンルの説明すらも無しなので、
あらしを知らない人は
「この人なんでいきなりヨガるのか分からない」みたいになること請け合いです。

あらしをまったく知らない平成生まれの若造にはお勧めできませんが、
あらしを良く知っている往年の先輩方にもお勧めできません。万人にお勧めできません。お勧めしません。酷かった。

お勧め度E(11/06/11)




リトルビッグアドベンチャー(プレイステーション) エレクトロニック・アーツ・ビクター


■こらトゥインセン クネクネ動いてんじゃない!



1995年、当時、僕はワープロ専用機しか触ったことが無い坊やでした。


そんなある日うちの母親がWindows95がバンドルされているIBMのタワーPCとPCデスクを買ってきました。
当時の価格を今調べると恐ろしくなるのですが、今僕が打鍵しているラップトップよりも数倍の価格だったことは間違いないわけで、
そんな高級機器、最先端の技術を駆使して、ダイヤルアップ接続で然程広大でもないWWWの海からエロ画像収集すべく、
エヴァやでじこたんのファンサイトとか見てたわけなんですね。

テレホーダイの契約もしていないというか、ホレホタイムには僕、おねむな年頃だったので、
僕のエロサイト巡回で家計がどれほど傾いたとかいう話はさておき。

僕のような当時●学云年生の坊やでも
月に軽く云万円のエロサイト巡k・・・ネットサーフィンを行っていたわけなので、
その時までの商用としてのインターネッツとは比べ物にならないくらい
一般家庭で個人で使用するインターネットサービス利用者の増加があったわけですよ。
なので同時にエンドユーザ向けのネットワークサービスも充実してきて、eラーニングシステムの走りみたいなヤツとか、
インターネットで課金してゲームをダウンロードするサービスとかも台頭してきたんですね。
で、PC98に止めがさされて、エロゲーといえばAT互換機でWindowsという風潮が蔓延したわけですけども

エロゲーの話はさておき。

そんな時代、アプリケーションソフトもゲームソフトも戦国の世で、その後ブラウザ戦争があったりWarezやP2Pが流行ったんですが、
まぁそんなWindows時代の幕開けともいえるWindows95の発売でPCを初めて触ったって人も少なからずいると思うんですね。
そんな時代に高価なパソコンでエロサイト巡回以外に何をするのといえば、ゲームくらいしかパンピーにはできることが無くて、
そんでパソコン買ったら一緒にゲームソフトが付いてきたんですよ。 4本ほど。
そのうちの一枚がリトルビッグアドベンチャーですね!

他の3本は忘れた。レースゲームが一本あったと思う。







とまー、やたらに無意味に前置きが長くなってしまいましたが、
要はseaurchin、
リトルビッグアドベンチャーめっちゃ思い出のソフトなんよ。

もうかれこれ15年以上前の話ですね。
一時、WindowsからMacOSに浮気してみたり、Windowsも95からMe⇒98⇒2000と順当にレベルアップして後、
しばらく98seを使用していたんですが、Xpに切り替えて現在。
PS移植版のリトルビッグアドベンチャーを偶然中古ゲーム屋で見かけたので買っちゃいました。
かつて必死で立ち読みした攻略本も一緒に。

で、やったんですけど、
やっぱ面白いわ。これ。
思い出補正も少なからず入ってると思うんですけど、普通に面白いです。

ストーリーは、宇宙の端の小さな惑星に住んでいる平和な惑星トゥインサン。
ある日、暴君ファンフロック博士があらわれて、機械の力で惑星を支配しようとしていた。
ファンフロック博士の驚異的な力に惑星住民は希望をなくしていた。
ある日、クエッチ族の若者トゥインセンは奇妙な夢を見て、しかも何故かその夢のせいで投獄されてしまう。という話。
で、監獄から脱走するところからのスタートですね。


元が洋ゲーなので、かなり自由度が高いです。
システムは大陸産のオンラインゲームをイメージしてもらえると分かりやすいかもですね。
アドベンチャーです、フィールドがあって走り回ります。
基本的に敵とエンカウントゥ!みたいなことは無くて、まぁトゥインセンは脱獄中なので、
兵隊や見回りのロボットに見つかると攻撃されます。
HPが0になると現地点に一番近い檻に入れられますが、倒しても経験値のようなものは入りません。
お金かHPかMPが回復するアイテムを落とします。逃げるが勝ちですね。

基本的には今の目的を考えて行動していれば先に進むのですが、
ちょっと分かりづらいところが多々あります。
無名すぎて攻略サイトとか今どこにも無いので、やるならば攻略本の同時購入がお勧めですね。
攻略本もそんなに出回っているもではないですし、早く買わないとAmazonからもなくなりますよ!

で、このゲーム、特徴として自由度がかなり高いので
一般市民を殺れます。 洋ゲーっぽいですね!
まぁどうせトゥインセンは手配中なので今更殺人の一回や二回不問だということですね。 あらまぁ酷い話。

あ、あと操作性がすごくダメです。なかなか思った方向に歩いてくれません、何回やっても同じところで死にます。
死にすぎると思わぬところからやり直しになるので、短気な人はできないですね。

うううううわああああああああってなります。なりました。




こんなゲームを2週も3週も狂ったようにやってた過去の僕はすごすぎです。
もうダメだわ〜。一本のゲームにそんな情熱傾けれんわ〜。

お勧め度B(11/06/19)




かまいたちの夜2 監獄島のわらべ唄(プレイステーション2) チュンソフト


■呪われても仕方がない。呪われても仕方がない。呪われても仕方がない。


"かまいたちの夜"といえば、チュンソフトが弟切草を踏襲して作ったサウンドノベルの第2段。
そして、弟切草といえば況や現代も蔓延るノベルゲーの奔りですね!
このゲームが無ければ、Leafの雫,痕,ToHeartも無く、
ビジュアルノベルというスタイルも、その後のエロゲーギャルゲーの発展も無いわけで、
まぁ、遅かれ早かれ出てきてはいたのかもしれませんがね、
今ある歴史を紐解くと、正史では、紙芝居とも揶揄されるノベルゲームの原点は弟切草に行き着くわけで、
もし弟切草が、サウンドノベルが無ければ、
アリスソフトやelfや、コマンド入力or選択式のADVがそのまま進化してきたわけで、
それはそれで面白いなとか思ったりするわけです。

で、コンシューマとしては、それほど業界を席巻していないノベルゲームですが、
弟切草,かまいたちの夜、チュンソフトのビジュアルノベルシリーズの発表は
ある意味、"その時、歴史は動いた"わけで、非常に画期的で、未来を切り開く時代だったわけです。

ですが、あくまで当時は、システム面では非常に画期的、という話で
今はとしては、それはいちジャンルとして確立されており、
いくら伝説的なゲームであれ、今やって面白いかというと必ずしもそうではないんですね。
むしろ、弟切草などは内容だけ見るとクソゲー分類されてもおかしくないと思います。

そんなわけで、かつての杵柄から二匹目のドジョウを狙って"2"を出したわけですが、
正直、このゲーム評判はあまり良くないです。

曰く、前回と同じ事をやってもダメという心意気は分かるが、ミステリゲームとしての本懐を蔑ろにし過ぎている。

曰く、グロすぎる。精神的嫌悪感が先に立ち、プレイに耐えない。


はっきりいってごもっともだと思います。
このゲーム、
めちゃくちゃグロいです
深夜に1人でプレイをしていたら、僕なんぞは恐怖で身動きが取れなくなって、
泣いて嫁さんを叩き起こしに行きましたね!

ただのグロ程度ならは全然問題ないんですよ。

恐怖にも色々種類があると思うのですが、そのシナリオによってですね、
殺人鬼に追い回されるハリウッド的恐怖であったり、
じわじわ追い詰められるくる日本的恐怖だったり、
蟲が大量に人の体からぞわぞわ出るものだったり、
精神的に気持ちの悪い雰囲気のするものだったりで、
どれかしらにはあたると思います、そもそもですね、

怖さを求めてこのゲームを手に取ったわけじゃない!!

というのは、このゲームをやった人たちの共通意識だと思うんですね。

だってそうじゃん、これそもそもミステリーゲームでしょ?おかしいよ!
陰惨な事件はあれこそすれ、犯人がいてトリックがあり、動機があって当然、
そういうのが無い、おまけのサブシナリオはあってもいいと思いますけど、
明らかに本作はそっちがメインです。
怖がらせる気満々ですね!
あまりにも全作と違いすぎる!

そんなわけなので、批判の声が大きくなるのは当然ですね。














で、それを踏まえた上で、僕的には
かまいたちの夜2は良作だと思います。

単純な話、1より面白いわけで、それはシナリオが多様で飽きさせないというのもあり、
また、seaurchinがグロ好きというのも1翻ついているわけですが、
グロがグロシナリオで終わらないところがあって、、、
いや、特に深い説明も複線も無く、殺意に芽生えて殺すだけ!というとんでもないシナリオもあるのですが。

例えば、陰陽編では陰陽道の薀蓄,陰陽寮廃止令によって神道に取り込まれたため(或いは化かしたため)、
変化した陰陽道の式や、
また、底蟲村編では民俗学の知識が、塞の神や土蜘蛛に関する話が、若干、衒学的に語られています。

あれですね、僕、衒学趣味大好き。どんどんひけらかすといいと思うのよ。
で、そのなんでそんなこと知ってるの?という内容が一般常識的に会話されるのとかがクールでいいですね。

というわけで、個人的には結構好きです。
でも、強くお勧めはしませんね〜。




お勧め度B(12/01/03)




弟切草 蘇生編(プレイステーション) チュンソフト


■ウヒヒ、奈美のミニスカートとナマ脚を見てしまった。


全作に引き続き、チュンソフトですね。

かまいたちに引き続いて始めたのですが、2ヶ月かけて今尚、漸くピンクの栞になったものの金の栞にできずにいます。
だって面白くないんだもの。
というのもあり、あとはあれですね、最近seaurchinちょっと忙しい、ありえないくらい忙しいです。
twitterには若干綴っているのですが、仕事が難易度鬼畜です。
もう働けません。
っていうかseaurchinあれなのね、何を隠そう、働くの嫌いなのね。
働きたくないけど、お金は好きなので、お金だけ誰かくれれば嬉しいな!
あ、嫌じゃなければちょっとくらい働いてもいいと思いますよ。
ちょっとゲームするとか、気晴らしに散歩するとか、おいしいもの食べるとか、うんこするとか、
そういう日常の何気ない動作が仕事で、それで誰かが幸せになって感謝されるのならば、それはとっても嬉しいなって。
あ、月60万は欲しいですね。あと、seaurchin、週休8日欲しいです。

働きたくねー!

で、あー、弟切草でしたね。
感想?はもう言いましたよね?
面白くないです。
全ENDを見ると金の栞になって、せめてそこまでやりこんでからレビュー書くべとも思ったのですが、
正直、挫折しました。
それはゲームシステムや内容が古いから、現代のエンタテイメントに慣れきったseaurchinが、
古い良ゲーをやってつまんねぇって言っているだけの、要はゆとり発言だというわけではなく、
なんというか、いまひとつでしたね。

勿論、弟切草といえば、前のかまいたち2のレビュー内にもあるように、ノベルゲームのレジェンドなのですが、
もともとそれほど面白い内容というわけでは無いわけです。
サウンドノベルが爆発的にヒットしたのは続編のかまいたちの夜の影響が多大ですし、
弟切草はパイオニア的存在として語られこそすれ、名作として語られることはそうないです。
なので、当時のなんとなく良かった思い出を壊さないために、
そもそもリメイクするべきではなかったと思うんですね。
リメイクするのであれば、ライターもシステムも変えて、いっそノベルゲームではなく、
主人公操作型のADVなどにすべきだった気がします。


これは自分で書いていて結構、ありな気がしますよ!

でも、この頃の移動型ADVって、やたらポリゴンを使うので、
結果としてそれはそれとしてクソゲーになりそうな気がしますね。とても残念なことに。








内容は大幅にリメイクされています。

全作の内容は踏襲しつつ、文章は全て新規に書き起こされているようで、
そのエンディング数、大量の選択肢や、
一度到達したエンドにもう一度到達すると更に先のシナリオが登場するどんでん返しシステム、
更に更に、一部は奈美視点でシナリオを読むことができるZAPPINGシステムなど、
その文章量はとんでもない量で、長坂さんの苦労が読めます。
これだけの量を書いて、推敲して添削してこれでもかとばかりに盛り込んでいるので、
実際、氏の自信作として発表して然るべき作品だと思いますね。

ちゃんとやれば、基本読めば終わりのサウンドノベルで、半年以上は遊べますね。
それほど凄い作品ではあるのですが、システムがあまりにもクソなのが辛いところで、
たとえば、以下の不満点があります。ありました。

・ フローチャート無し,エンディングリストも無し
・ SEやムービーが少ない,BGMも頭に残らない,画像が汚い・見づらい
・ 既読文章の読み飛ばしができない

ので、
つまりはダメダメです。
街の体験版が同梱されてましたが、街の宣伝の為に長坂さんが犠牲になったのではという気もします。


お勧め度D(12/03/04)




メタルスレイダーグローリー(ファミコン) HAL研究所


■・・・・・・かまいません カウントダウンぞっこう!


さて、どこから書きましょうかね。

このゲームについては色々薀蓄があって、まぁググるなりヤフるなりすればいくらでも出てくるのですが、
正直、僕自身、つい最近知った知識をさも昔から知っていたかのように、
当事者のように語ってしまうのは簡単なのですが、
それをしてしまうと、その薀蓄だけで本レビューが終わってしまいそうなほど、曰く付きのゲームなんですね。
ので、あまりドラマティックにならない程度に、
さらっと、まずはこのゲームについての基礎知識的な部分を羅列してみますと以下のような感じですね。



 ・ ファミコンソフト。その発売日の1991年夏には既にファミコンはスーパーファミコンへの世代交代が行われていた


 ・ ファミコンソフト唯一1MBという大容量ROMを使用


 ・ 流通量が少なく中古価格が高騰していた時期があり、今でもプレミアソフトの代名詞としても語られる。



で、今でも6000円からする本作を、その10分の1の値段の600ptでVCで買えるので、いい時代になったものですよね。
というわけで、WiiでDLしてやったわけです。

ゲームシステムとしては、非常に良くあるテンプレート化されたFCのADVですね。
"はなす"、"しらべる"、"たたく"などのコマンドを総当りして謎を解き、前に進んでいく感じです。
ストーリーは一本道、途中で選択肢によって一緒に動く仲間が異なりますが、話自体は一本道です。

うーんなんでしょう。
他のレビューサイトでも度々言及があるのですが、微妙なんですよね。
面白くないわけではない、というか面白くならない理由が見当たらないです。
が、秀でて面白い、感動する、はまるゲームではないことも確かなんですよね。
お勧め度は低いですね。

ただ、いい意味でオタク受けしそうな雰囲気のあるゲームなので、そういうのが好きな人にはお勧めです。
やたらと美少女が出ます。古い雰囲気ではありますが、いい感じですね。
あとロボが出ます。GLORY以外にも登場します。
設定だけ存在して、話の中には出てこないメタルスレイダーもあって、設定はそれなりにコアです。
で、異星生命体として、人に変化できる気味の悪い生物が出てきます。人形つかいです。
彼奴等に銃やロボットで戦うわけですね。

そういった種々にロマンを感じるならばお勧め。
そうでなくても、普通に面白いと思います。そー、悪くはないんだよな〜とか。








お勧め度B(12/04/05)




パラサイト・イヴ(プレイステーション) スクウェア


■人間とは、愚かな生物だ。文明と進化を同一視している…。


というわけで、やりまんた。
ADV好きを公言しておきながら、seaurchin、パラサイト・イブもバイオハザードもやったことないんですね。
そのくせ、中途半端にオーバーブラッドとかエコーナイトとか、微妙な線ばかりやっているわけなので、
これはあまりうまくないですよね。

というわけで、やりまんた。
ちなみに、seaurchin、バイオとか流行ってた時は全然現役バリバリでスーパーファミコンやってたので、
懐かしさの欠片もないです。
2年前でしたか、パラサイト・イヴの3とか出ましたけど、正直知らないので、
全然乗っかれなかったのでレビューサイト管理人失格ですね。
でもまぁ、PSPなんてあと10年は必要ないんじゃないかな?と思います。
その前にニンテンドー64を買ってワンダープロジェクトJ2をやらねばならないのです。




パラサイト・イヴは、1990年代に瀬名秀明の書いた人気小説を原作としたゲームですね。

この原作が流行ってたことは記憶にあります。読んでないけど。
で、原作小説の方は日本が舞台で、ヒトの動物細胞の中にあるミトコンドリアが氾濫して、
ヒトに成り代わって世界を支配しようと暴れるというSFホラーらしいんですが(wikipedia読みました)、
ゲームのほうは設定はそのまま舞台はアメリカです。
氾濫したミトコンドリアの親玉:イヴと、唯一イヴと対抗できる超細胞を持ったアヤ・ブレアが戦うというストーリー。
イヴは細胞の中のミトコンドリアに呼びかけて氾濫させることができるので、
もうね、
グロいよね。
例えば、ゲームのスタート直後に劇場で観劇中の人がどんどん燃えます。
阿鼻叫喚の地獄絵図ですね!!
あと、人がどろどろ溶けてくっついてピンク色の何かしらになったり、
ねずみとかワンコとかがメキメキとクリエイチャーに変貌していきます。

そんな気持ち悪いものにアダっぽい美貌の女性が火気持って挑むわけですから、興奮せざるを得ません!
掴みはOKですね!


で、肝心のゲームの中身ですが、まぁ普通に面白いです。
名作と謳われるだけのことはあり、飽きずに最後までできますね。
恒例の3D酔いもほとんどありませんでした。

ただ、少々難易度が高めかも知れません。
頑張ってやったのに、弾が足らなくて途中で詰むということがありえるので、注意が必要ですね。

ショップで買うとかできないので、弾の補充は戦闘で勝つしかなく、
弾を使用しない武器は相当しょぼいので、最初から弾を節約することを意識しないと
直ぐ詰むことになります。

あと、一部のボス、、、というか
カニが強すぎです。あのステージは雑魚キャラも鬼畜レベルの強さなので、
そのステージだけでクリアに半日費やしました。
っていうか、攻略法知らないと倒すの無理だと思うんですね。ラスボスも然り。
あと、戦闘機落ちてくるところとか、最後のミトコンドリア・ベイビーから逃げるところとか、
前提知識がないとクリア不可能な箇所がいくつかあるのも難点ですね。
クリアにはネット環境or攻略本必須ですね。
で、先に調べておかないと、
ボスとか倒す前のセーブポイントから何回もやり直しする羽目になります。なりました。

会話スキップとかできないので、かなりめんどくさいことになるため注意が必要です。

結構、クソゲー寄りですよね!
面白い、は面白いんですけど、
難易度も微妙に高いし、2週目は武器の引継ぎなどもあって、武器鍛錬というやりこみ要素もありますので、
やればはまると思うのですが、万人にお勧めはちょっとし辛いです。
しかもこれ、
苦労してクリアしてもEDがバットエンドです。酷いや!!
本当のEDはやりこんだ先にあるそうです。

挫折しました。めどい。 77階建ての搭とかめどいです。




お勧め度B(12/05/20)




かまいたちの夜 特別篇(プレイステーション) チュンソフト


■こんや12 じ だれかが しぬ

スーパーファミコンソフトのかまいたちの夜のPS移植版ですね。

本作は、チュンソフトの"サウンドノベルエボリューション"という、PS サウンドノベルシリーズの第2弾です。
ちなみに以前にもレビューした弟切草 蘇生編が第1弾で、第3弾がPS版 街ですね。

ですが、発売された順番としては、

 かまいたち ⇒ 街 ⇒ 弟切草

だったりします。
そのくせ、
弟切草に既に発売されている街の体験版が同梱していたり、
最後に発売された弟切草が一番システムがしょぼかったり
、なんなんでしょうね。

ま〜、そのせいか、かまいたちの夜は弟切草ほど、大幅な加筆は行われていなくて、
ほとんどスーパーファミコン版をそのまま移植した感じがします。

修正はほんの少し、加筆部分はちょっと蛇足感があって、正直、いらないと思いました。
それほどオリジナルの完成度が高かったということでしょうかね。
ほとんど内容覚えてたくらいのなのですが、それでも大変面白かったです。



内容はほぼほぼ、9割9分スーファミ版そのまま。
多分、ちょこちょこCGとか変更があるんでしょうけど、正直、違いが分かりません。
覚えていないというのが正直なところで、でも、多分大幅な変更は無いんじゃないかなと思います。
細部はともかく、大体のポーズとかはなんとなく覚えているので、大きく変わったなら気づいていると思うんですね。
なので、もう、ほぼ変更無しと考えてOKだと思いますね。
PS版だけど、変にポリゴンにしてみたとか、音声を入れてみたとか、そういうこともしていないです。
なので、修正したといっても本当に微細な部分だと思うんですね。
非常に好感が持てました。安心して懐かしんでゲームができたんですね。

例えば、主人公の性別が選べたり、ザッピングシステムとか中途半端に追加したり、
人物のシルエットをポリゴンでグリグリ動かして
十字キーでミ○モトから逃げるゲームとかし出したら、
途端になんでそんなことしたの!ってなりそうな危険性を孕んでいると思うんですね。


で、じゃあ何が大きく変わったかというと、まずフローチャートがつきました。

これは大きいです!

おかげで自分の進行度が分かりやすくなり、
おまけにいつでも好きな選択肢から始めることができます。
選択肢一つ選ぶたびに毎度毎度最初からやっていた頃とは大違いですね!
この機能があるので、断然、
今から初代のかまいたちをやる方にはSFC版よりPSやVC版をお勧めします。

この機能がある分、PS版にしたのは大成功だと思うんですね。




あと、おまけシナリオが追加されていますけど、
真理の探偵物語。これは面白くないのでどうでもいいです。

でもまぁ、名作がパワーアップして帰ってきたという感じで、ほんとうに良移植だと思います。
元が名作なので、下手に弄らないのが勝因だったと思うんですね。あと、フローチャートと。





お勧め度A(12/05/21)




B線上のアリス(プレイステーション) 講談社


■そう、私は生きていたいの!


世の中にはクソゲーハンターなんていう、
暇を持て余した貴族の遊びみたいな趣味を持つ奇特な方もいるらしく、
曰く、クソゲーの噂を聞きつけるなり、東奔西走、金を惜しまず購入し、
手間暇かけてイライラしつつディスクを叩き割るという、ナチュラルボーンマゾヒストな方々らしいんですね。
B線上のアリスなのですが、そんな変態垂涎ものの一本になっています。

非常に腹立たしいクオリティに対し、CD3枚組みという見た目だけはボリューミーな梱包と
以下にも、B級洋ゲー好きしそうなパッケージイラストに、
洋ゲーの自由度の高いADVを想像して新品購入した被害者が
当時いたんじゃないかと思うと、私、涙が止まりません。

見た目はなんとなくアクションADVなんですけど、蓋を開けてみると、
自由度?クソ食らえな一本道シナリオ、、、というか、ムービーがひたすら流れます。
本作はゲームというより、VideoCDですね!
自由度無さ過ぎで、これはまさに「映画」だ!!というケース裏の煽り文句は
広告に偽り無しという感じではありますが、どうしても騙された感を拭い去れない、
というか、ゲームを始めたのに、ひたすら映像が流れ続けるって何ですか!

時たま、D卓2のような、決まった方向にしか行けない系の移動型ADVなシーンがありますが、
ほぼ、ムービーです。
クソゲーというか、もはやゲームじゃないですね。
その上に、内容また酷いものでストーリーを追いかける気になれず、
seaurchin、正直、ゲーム流しっぱなしでTSUTAYAで借りた三国志とか読んでたんですね。
酷い!


ストーリーとしては、

 表情筋の硬直したポリゴン女子高生が、隣に住むキ○ガイ老人を追って
 シャドウという地球自体の精神世界に移動して、
 地球を蝕む人間を排除しようとするシャドウを説得するという話です。


ちなみに、上の説明は
開始から終了のほぼ全ストーリーです。

もう、ゲームする必要もyoutubeを見る必要も無いですね!


そんな非常に気まずい内容なのですが、
一点だけ、お前ら歓喜の点として、声優が無駄に豪華です。
野沢那智や内海賢二、それに大谷育江です!
ポロリンピュアリンハナハナピー!!

なにより、
由乃さんが主人公のアリス役で、エンディングテーマまで歌っています。
ので、どっちにせよお前ら買わざるを得ませんね!
何気にこのゲームのエンディングが初シングルだったりしますしね!



というわけで、
なかなかいいゲームでした。(声優的な意味で)



お勧め度E(12/06/03)




プリクラPocket 不完全女子高生マニュアル(ゲームボーイ) アトラス


■アタイはプリクラあつめているやつをみるとムカついてくるのさ


GBのアドベンチャーといえば、サウンドノベルとしては夜光虫GBが一本あるのみで、
これはタイトルどおり、ホモォ ┌(┌ ^o^)┐ 臭あふれる例の夜光虫のGB移植版なのですが、
あとはほとんどキャラゲーで、それも金田一かコナンだったりします。

で、そういうものを探して、秋葉原のブックオフで、
ケースなし品一本50円から300円くらいのゲームボーイソフトの入った雑多なコンテナを
まるで本日のディナーを中華屋裏口の生ゴミの中から物色する宿無しのように
ゲヘゲヘ言いながら探っていたわけなんですね。

seaurchinお金ないので、基本的に100円くらいでゲームを買います。


で、とはいえ、そう簡単にいつも目的のものが手に入るわけでなく、
家にもまだやっていないアナザーマインドとかリフレインラブとかあったので、
今日は引き上げようとしたんですけど、
一見として、ゲームジャンルが分からないゲームが何本かあったんですね。
懐かしの超GALS!とかは、まぁまだ内容の想像ができたんですけど、
じゃがいぬくんのゲームとか本体のみで内容の見当がつきません。

実はRPGだったという少年アシベの例もありますので、
ある程度、わけのわからないゲームを手元にキープして、その内容をその場で携帯でググってみたらばですね、
今回レビューするプリクラPocketだけはどうやらアドベンチャーゲームらしいということが分かったので、
やってみました。

酷かったです。


ストーリーとしては、家の近所のプリクラ学園に入学した主人公が、
街をぶらぶらして、学校に行ったり行かなかったりしてプリクラを集めて、
伝説のプリクラクィーンを目指すというなんじゃそりゃ。


ゲームシステムは限りなくRPGに近いです。
主人公がいて、街を歩き回るわけです。
そしたら、ランダムエンカウントでイベントが起きて、3択を迫られます。
例えば以下のような感じですね。


 
・ 元彼がストーカーになったよ!

    @ 殴る

    A ベル番を変更する

    B 警察


ポケベルとかストーカーとか、時代を感じさせてくれますね!
で、正しい答えを選べると、たいりょく とか やさしさ とかパラメータが増えるわけで、
パラメータがある程度増えると、どこからともなくプリクラが手に入るというシステムです。

ちなみに正解はランダムで、どれだと元彼が正気に戻るかは毎回変わります。
@だと元彼がエレクトしてしまう場合もあるので注意が必要ですね!
また、例え今回うまくいなせても、
プリクラクイーンにならない限り元彼は何回でもストーカーとなって立ちふさがるので
必死さがあがりますね。
プリクラクイーンは皆が憧れるかも崇高な存在なので当然ですね。

あと、イベントで3択で無く、ミニゲームが始まる場合もあります。
ジャックフロストが毎回ゲームの説明をしてくれます。


そんなイベントをこなして全プリクラを集めた暁には、
ボスとのガチバトルが始まります。
プリクラ集めてる人を見るとむかつくとか言っちゃう危ない人で、一人称はあたいですね。

ちなみにこのボスが何者かという説明は作中皆無です。

勝負はプリクラ関係ないミニゲームです。
勝てばプリクラクイーン、
負ければ、別に何もありません。再挑戦できます。



そんな作業ゲームでした。


お勧め度D(12/06/10)

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