ざくろの味(スーパーファミコン)  イマジニア


■変わって窓の外に現れたのは真っ黒い土の表面。


スーパーファミコンのサウンドノベルゲーム。

といえば、何が一般的かというと、
例えば、チュンソフトが商標を持つ本来のサウンドノベルである弟切草や、
サウンドノベルシリーズ第2弾であり、後継機種での続編も多い かまいたちの夜。
GBに移植された夜光虫や、アスキーのサウンドノベルツクール、
天才・飯島健男の学校であった怖い話や晦を一番にあげるだろう。
そして、サウンドノベルブームにあやかり登場したマイナーなものとして、
魔女たちの眠り、月面のアヌビス。
あるいは、ある意味都市伝説的な位置づけにもある、
手紙なんかをあげる天邪鬼もいるかもしれません。

しかし、中古ソフト屋を巡れば100円,200円でよくつるされている魔女たちの眠りや月面のアヌビス、
ネットを巡ればデータが落ちてる手紙に比べて、
“ざくろの味” のマイナーさはピカイチだと思うんですね。

小中学生のころサウンドノベルが大好きだった人も、
ざくろの味を子供のころ熱中してやった記憶があるっていうのは、当時、よっぽど間違った感性を持っていたと思うんですよ。

一本8000円からするスーファミソフト、ざくろの味の新品価格はなんと11,800円だったようで、
しかも、基本そんなに多く流通していなかったソフトみたいですね。
つまり、中古で出回ることもそうめったにないと思うのですが、そんな中このソフトを選び、遊んでも、
ただでさえマイナーなサウンドノベルを一緒にやってくれる友達がいるか?という話で、
まぁ、言いたいことは、あれです。




これはマイナーな売れないゲームですね。




と、まぁ前置きが長くなってしまいましたが、
ようはマイナー通り越してマニアックといっても過言ではないレベルのサウンドノベルなんですね。

ただ、巨大な両腕がビルを割く絵の描かれた外箱や、ざくろの身が描かれたおどろおどろしいパッケージ、
また、ざくろの味というインパクトのあるタイトルからは、
あまりクソゲー臭、というか、泡沫で終わるようなゲームという印象は受けないのですが、
あれですね、やればわかる、というやつで、これはやってて非常に疲れます。した。


ストーリーとしては、
冬の晩、
雑誌編集部を訪れていた主人公の土門くんが、大きな地震にあい、
ビルごと地下に飲み込まれてしまい、編集部のメンバーと脱出をはかる。

といった内容なのですが、
ジャンルといっては月面のアヌビスと同じく、SFかホラーでしょうか、
地下から旧兵士のゾンビがたくさん現れて主人公たちを仲間にしようとするので大変です。
ゾンビは力が強く、噛み付くだけで他人をゾンビにでき、さらに仲間のふりをして潜伏することもできるので、
結構やっかいなんですね。

よってバッドエンドだらけです。


でも、選択肢が大量にあり、バッドエンドが多いというのは評価的にはプラスですね。
それだけ作りこまれているわけで、単純なシナリオにも関らず長く楽しく遊べます。
ただ、何回も同じところをやらないといけないにしては、文章の速度が異様に遅いんですよ。
ゾンビより遅いです。
やがて10回もリプレイする前に作業になって、画面をろくに見ずにクリックを押し続けていると、
知らず知らずのうちに選択肢を押してしまい、また最初っからやるはめになります。何度もなります!!
オートセーブとかまじ簡便ですね!

クリアを目指すには選択肢ごとにメモる必要がでてくるのに、
だんだん、今何回目で、どの選択肢を選んでいるのかわからなくなります。
そうなったらほんとの意味でおしまいです。
もはや新しいセーブデータで始めたほうがいいってなるんですね。


で、現在、達成率 99%で、残り1%。
どこかでエンディングを一つ取りこぼしたようなのですが、もう無理です。投げ出しました。




話自体は嫌いくないんですよね。


お勧め度D(09/09/06)




EVE burst error(セガサターン)  C's ware


■「みんな、大好き・・。」


とうとうやりました。


数年前、もはや十年近く前から、やろうやろうと思っていながら、
今日まで放置・・・、ADVの伝説的名作だというのは百も千も承知していながら、
今日まで放置してきて、いつかそのうちを胸に秘めながら、今日、とうとうプレイ終了しました。


その入り口の狭さ。知名度だけは高いのに、続編の多いこと、
LOST ONE,Plus,ZERO,new generation・・・、そして発売は後だが、前の話だったりリミックスだったり、
リミックスの振りをした別物だったりで何から入ればいいのか分かりません。
しかも、同じ内容でも色んなハードから出てます。
プラットホームを選ばないというのは消費者にある種、混乱を与えます。

しかし、EVEシリーズの代表作であり、全て、ガンダムでいうところのファースト、
スタートパックであり、これさえやればいいと名高いEVE burst error。

やるとしたらセガサターンですよね。


入り口としてはこれで問題ないはず。 一番、王道の環境。

というわけで、東方ならコミケで並んだ思い出を、西尾ならネコソギラジカルでストップされた思い出を語りたい僕は、
できるだけ内容については触れないように、ゲームについて下調べ、
桜庭一樹がアレンジしたラノベも後回しです。wikipediaも読みません。

で、プレイした感想ですが、その、ですね、
正直、そんなにすごい良いなとも思えなかったんですよね。

同じ剣乃ゆきひろ作品ならば、YU-NOはやりましたが、あれは良かった。あれはすごい良かったです。
僕の生涯出会うであろう全物語をランキングして上位3本以内には必ず入るはず。
誰にでも安心しておすすめでき、やらないとまずいのでやりなさいと脅して布教したくなるくらいの作品です。
やらないと呪われるわよ!!

しかしねー、EVE burst error、これはYU-NOほどの期待を正直かけてやっていたのですが、
そういう意味で肩透かしでした。
ダメだったというわけではないですよ。

正直、人生そっちのけで夜鍋してやってましたから、
翌日も仕事なのに中断できなくて夜明けまでやってました。あれです、やればわかる。

ストーリーは、まぁ推理ものです。
主人公は2人、一人は下ネタとセクハラを繰り返す変態野郎、
もう一人はヒモ水着で街を闊歩する変態痴女です。

基本的に登場人物は変態なんですけど、
特にこの主人公の2人が代表的な変態なので夜も眠れません。

野郎の変態は、その正体は私立探偵で、波止場の倉庫に住み着いています。
ある日、仲間のジャーナリストからとある富豪の絵画の捜索の依頼を受けるんですね、
これが物語の始まりというわけではないのですが、とりあえずゲームはここから始まります。

その絵画はさる国家の重要なもので、変態探偵はこの国の王位を巡る争いに巻き込まれます。

変態紳士は名を、天城小次郎といいます。


痴女の方は、内閣調査室のスーパーエージェントなんですね。
若くしてすさまじいキャリアを持つ国家調査員です。
日本に戻った彼女はある要人の警備に特務につきます。
中東の小国、エルディア共和国の大使の娘、御堂真弥子の警備。

穏やかでない彼女の周辺警備をしていくうちに、どこかおかしなことに気づき始めます。

ヒモ水着は名を、法条まりなといいます。


2人のストーリーをここに進めていくうち、謎が少しずつ氷解し、また深まってゆきます。
なぜ、誰が、なぜ、基本総当りのADVですね。
目的は2人のストーリーを進め、国家の陰謀と、暗殺者テラーの正体を見破ることです。
っていうか、このゲーム、重要人物がバタバタ死んでいきますので怖いですね。
最終的には容疑者、主人公の2人を含めて4人になってしまいます。

ラスト手前に犯人を入力する画面があらわれ、そこで正解しないとエンディングが見れません。
まぁ、間違ったら答えを教えてくれますけどね。
それに他サイトでも考察しているように、これ実質犯人当て不可能に近いです。wikipediaでも無理ぽって書いてる。

でもあれですね、エンディングみたとき、おー!ってなります、おー!って。
それがそこでそう生きてくるのね。
でも、やっぱりどう考えても謎は全部解けてない気がするんですよね。完全に納得できません。
で、気のせいじゃなかったみたいで、考察サイトいっぱいあるんですよ。 なるほどなー、と。





そんな感じでした。ロイド首相が良かったよ!
あと、声優豪華です。


考察サイト巡回して、次はDESIREやりますかね。


お勧め度B(09/10/22)




土器王紀(プレイステーション)  バンプレスト


■「あんさん 世界の秘密 知りたおまへんか?」





というわけで、『金田一少年の事件簿』に端を発しPSのADVに手を出し始めたわけですが、
PSのADVって、難しいんですよね。いえ、難易度ではなく、なんというか深くて、浅い感じがします。


例えば、まず大作。
MYST、ゾークや、EVEシリーズなど、主にPCゲーム(それも特に洋ゲー)からの移植ですね。
PSが第一作ではなく、PSのセールスが広いからプラットフォームを移してきた作品。
あの 「お前ら限定の有名作が、PSで手軽にできますよ」 って感じの。
それ故、原作好きの人を失望させないため、ゲームの雰囲気を大事にしそうで、
前作の雰囲気を弁えてないと楽しむのが難しい気がします。

次に、国内からの続編。
学校であった怖い話S、名探偵神宮司三郎シリーズ、かまいたちの夜2など、
上と方向性は似たようなものなのですが、こちらはここから入ってもいいですよ、ってイメージがありますよね。
前作をやってたほうが楽しめますよ、みたいな。
前作ファンも飛びつき、しかし、前作の雰囲気を必ずしも守っているわけではないため、
旧ファンが満足できるかどうかはもの次第、そして、でき次第。

最後に、PSからの作品。
後に続編がここからつくられる作品。SS版やDC版が作られることも多いですね。
ぼくの夏休み、金田一少年の事件簿シリーズ、ParasaitEVE、その他、
あかずの間、THE 推理、夜葬曲、The DEEPなど、
ここをスタートとして出世していった作品、あるいは、泡沫で終わった作品郡ですね。


で、土器王紀。
洋ゲーではなし、そもそも前作があったわけでなく、PSの本作品が第1作目、
当時のセールス紐解くまでもなく泡沫です。それは紛れもなく。
ただ、ファンがいるんですよね〜、土器王紀には。
かなり少数ですが。

「それほどゲームをやっているわけではないけど、
 プレイステーションで昔、パッケージの雰囲気で手に取った土器王紀という作品は良かった。」

という声が、出そうな作品である。と言えます。

というわけで、ここからレビュー





=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-↓ ここからレビュー ↓=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-





前置きが意外と長くなってしまいましたが、
要はPSのADVって、マニアックか、マニアックになろうとしているか、
知名度低くすぎて、逆に一番マニアックなものの3種類に大別される気がすゆね!とかなんとか。

土器王紀はあきらかに3番目ですね。
この文章を読んでいる人はいったいどういう経緯でここにたどり着いたんでしょうか。
あまりにも無名で、発売当事に買ってやった人はいれど、
今更、レビューが気になる人なんているんでしょうか。

んー、と、まぁ、あれですね、
きっと数年来ずっと購入迷っている奇特な方が迷い込んだととかなんとか、あれな、うふふ、いらっしゃいいけない仔猫ちゃん。

にゃー!しゃー!

まず、ゲームを始めると聞かれます。
「世界の秘密 知りたおまへんか?」

世界の秘密、宇宙創成の秘密のなぞを知るというのがこのゲームの目的です。

一番最初にこれを聞かれていたことに今気づきました。これ、重大な複線だったのですね。
で、はい と答えると、
司書室長テルミナスから土器王の復活に力をかしてくれ〜、そーれにゃう〜ん♪

エスパッシに落とされます。
エスパッシのデータバースを閲覧できる図書館に落とされた
ウニバルの「あなた」は
土器人ケマポンから「ウニバルのデータ壷」がなくなったと言われます。

あれですね、専門用語がたくさん出てきますね。
で、ウニバルのデータ壷を探し、かつ、土器王を復活させるためエスパッシを冒険するゲームです、
それもこれもすべて、世界の秘密を知るために。わけが分かりませんね。

まず、ウニバルのデータ壷が何であり、なぜ必要であるのか、
どこに行けばそれが手に入り、誰が知っているのか、調べる必要があります。
それをすべてエスパッシを歩き回ってそこにいる土器人に聞いて回り
情報を集めて考える必要があります。

そういうADVです。

土器人との会話中に出てきた土器人語はすべて主人公のメモに貯められ、
出会った土器人にメモから聞くことができます。
でもね〜、メモは矢継ぎ早に増え、あっとゆうまにとんでもない数のメモがたまります。
少なくない土器人全てにそのメモを総当りする必要があり、さらに当然、事件が起こるたびに返答が変わります。
まぁ、考えればだいたいどのメモが誰に必要なのかわかるわけですが、一度詰まったら地獄だぜ!
メモも土器人の会話から有用なことを引き出せたらレベルアップしますしね。
一つのメモから多数のメモがレベルアップして、レベルアップしたメモを聞きなおしていたら結構な手間です。

あと、フィールドの移動が3D画面なんですよね。で、十字キーで移動。

結構、酔います。
土器人は説明書、スナップショットを見るとコミカルで可愛らしいのですが、
画面で見るとクラクラします。3D酔い必死!

結構、めんどいシステム+3D酔いやすい画面が敗因だったんですかね。

壮大なストーリー、自由度の高い世界観、未だに根強いファンがいるほどのキャラクターデザイン&音楽、
それだけそろっていた、ある意味で隠れた名作だと思うんですがね〜。


というわけで、微妙にお勧めですが、やるならば絶版ですが攻略本が出てるので併せて購入するのをお勧め。
でも攻略本見ながらやると一日でクリアできます。




うわ〜、褒めてんだか貶してんだか、面白かったですよ?






お勧め度C(09/12/13)




大神(プレイステーション2)  カプコン


■・・・オイラぁ その筆技を全部盗んで一人前の絵師になるまで お前に付いて離れねェ!







というわけで、ようやく終わりましたよよよよよ。
総プレイ時間60時間弱、初回プレイからクリアまで110日ちょっとだったでしょうか。

まぁ寄り道しまくって、“2週目はする気なし”と心に決めて、
1週目で動物へのエサ遣りとか四葉とかお尋ね者妖怪の退治だとかなんだかんだやりまくってコンプして、

『はぐれ玉・技・骨董品・角アイテム・武器・お尋ね者を全回収』
でクリアしたわけなのですが、
寄り道,やりこみ要素無視でやったら25〜30時間程度でしたっけ?で、クリアできるとの公式見解なので、
ぬるゲーマーにもマニアにも公平にお勧めできます。

初月:25〜30時間 上つ弓張:50〜60時間ですね。

クリアだけ意識すれば、ゲーム自体はアドベンチャーでもたいした謎解きもないですし、さっくりできるんじゃないかな。
サブイベントも意識するなら60時間弱かな、とか。
でも、僕はいくつか飛ばした寄り道ありますし(ネムリの玉ころがしとか)、
魚図鑑もコンプしてないですし、太陽のかけらも全部集めていないし、2週目もやってないので、
ちゃんとやればさらに時間がかかりますね。

120時間オーバーくらいでしょうか。
まる5日くらいでしょうか。

そして、それだけの時間をかけたくなるほどでした。やりこみ要素満載でした!すごいおもしろかった。
面白いADVスレで必ず名前が挙がるほどのことはありますね。

ストーリーは、、
結構長いんで、どっか公式サイトとかwikipediaとかでちゃんと読んだほうが良いと思いますが、
ざっくり説明すると、まず主人公は神様なわけなんですよ。
白いオオカミの姿形をした太陽の神様・アマテラスが主人公です。
で、舞台。
ニホンに良く似た形のナカツクニというのがこの世界なんですけど、
ここが今、邪気に覆われているわけなんですよね、どういうわけか。
でですね、
その世界の大昔、100年ほど昔なんですけど、ヤマタノオロチという巨大な化物が世界を闇で覆っていた時代がありまして、
ヤマタノオロチは毎年祭りの日に若い娘を生贄に取って食っていたわけなんですが、
そのオロチを退治した白野威(シラヌイ)という白いオオカミとイザナギという男の伝承がありまして、
アマテラスは白野威の像に憑依して復活した大神様なわけなんですよね。
で、世界に光をとりもどせ!とまぁそんな感じです。

で、主人公の白いオオカミをアナログコントローラでグリグリ動かして、画面を走り回ったり、ジャンプしたり、
妖怪と戦ったり、宝箱を開けたり、穴を掘ったり泳いだり、
器物を損壊したり、町の人を襲ったり、助けたりするわけなんですが、
結構、自由度が高いんですよね。

序盤はまぁ上のような感じのことしかできないのですが、
話が進むにつれ、空中で2段ジャンプしたり、街中に火や水や、雷、氷、風を放ったり、
はては壁を登ったり、水の上を歩いたり、また、大概のものは壊せるようになったりします。

NPCを殺したり、野生動物殺戮とかはできないですが、画面上のいけない場所はほぼ無くなり、
しかもこんなところ行けるの!?という場所には大体、なにかしらの隠しアイテム、隠しイベントがあるので、
不振な場所を見つけたら行きたくなるんですよね。
あと、新しい技を覚えた後とか、これを使えば、いままでいけなかった場所に行けるようになった!ってなり、
今まで通ってきた場所に思い当たる場所があるならば戻って探ってみたくなるんですよ。

で、隠し通路なんかがあって、その奥には隠しアイテムがあって、
それが世界に散らばるいくつかのうちの一つとかで、じゃあ集めなきゃって気になるんですよね。
わかりますかね?伝わりますかね?


そんな感じで、ずるずると探したり集めたりしてたらあっという間に何十時間もプレイしていたわけなんですが、
まぁそんな感じで別にこのアイテム集めとかは必須じゃないんですよね。
新しい技も覚えたほうが戦闘が楽になりますが、無くても全然いけます。
敵も強くないので、レベル上げ目的で戦う必要とか無しですね。
そもそも敵を倒しても経験値に当たる幸ポイントは上がりません。

で、このアイテム集めたり、アイテムや技を覚えるためサブイベントやミニゲームをクリアする云々
なんていうのがメドくて普通に物語を進めるだけしたい鉄火な人も、別にそれはそれで良いので安心です。

お母さんも安心して夕飯の準備ができますね。

で、それで面白さが半減したりクリアが難しくなるかというとそんなことも無いです。
っていうか、あれです。
お前ら、これ、あれですよ?
咽び泣くよ?
とにかくやってみろ。
正直、大神がこんなにも世間にストイックに認知されているのが僕には不思議でなりません。
ストーリーだけでも秀逸です。

これ、あれ、神ゲーム。
2週目やるきなかったけど、2週目やるわ。絶対。
というか、2週目をやる気になったゲームは本当に久しぶりです。


DSで続編がでるようなので、買いますね。発売日に買います。



お勧め度S(10/02/07)












とまぁ一気に書きましたが、うp前に語り足りない部分もあるので補足など。。


で、さっきまでベタぼめだったのですが、悪い点など、、。

このゲーム、3D画面を自由に駆け巡るので弱い人はかなり酔います。
で、サブイベントとかで何かを探すため、角度をなんどもグリグリと切り替えなければならなかったり、
それでどうしてもうまくいかなくて画面をグルングルンしなければならなくなる時もあるんですね。
まぁ、僕の操作スキル問題もあるんでしょうが。。
方々のレビューサイトでもあげていることなんですが、とにかく酔います。
僕も決して強いほうではないというか、むしろ、酔い安いを自負できるのですほどのものなのですが、
とにかく3D酔いしやすい人は注意ですね!!
で、酔っているのに面白くてやめられず、翌日まで気分が優れないなんていう日もでてくるわけです。

画面は綺麗で、操作性も決して悪くないんですけどね。
むしろ、綺麗だからこそ、画面の切り替えが俊敏だからこその3D酔いな気がします。

あと、サブイベントのネムリの玉運び3回目。 あれはあれです、不可能です。
これは精神力の問題ですね、カイポクの競争は何とかクリアしたものの、あれだけはどうしても無理です。
クリエイターの気が狂ったかのような鬼難易度です。投げたの、僕だけではないですよ、ね。



でもマイナス点全部吹き飛ぶくらいラスト良かったよ!酔うけど良かったよ!!




セプテントリオン(スーパーファミコン)  ヒューマン


■ぜつぼうのいみも知らないヒツジのように・・


というわけで、セプテントリオンです。
すんません、レトロADV好きを公言,広言,高言しておきながら、
ゲームセンターCX見るまでこのゲーム知りませんでした。

結構、名作で有名らしいんですけどね〜、僕の周りで持ってる人いませんでしたって、
1983年といえば、今、wikipedia見たんですけど、シムアントに超武道伝,
マリワリ,スーパーボンバーマンにスーパースコープやテトリス武道外伝etc etc、
僕のスーファミドストライク年代なんですよね。
この年に発売されたソフトでやったこと無いソフトのほうが少ないくらいです。 広言でなくガチで。
2本に1本は知ってると思う。トルネコにすーぱーぷよぷよ、あら、クレヨンしんちゃんとかアラジンとか、
ほんとにおなじみ&名作ぞろいのラインナップですね。
マリオコレクションにストUターボ,ドラクエT・U等等。っていうかこのラインナップってすごくないですか?



でも、あれです、 セプテントリオンなんてソフト知りません。



今、どこをどうにか通って話題作になってますけど、
発売当事の小中学生には受け入れられなかったんじゃないかなと思うんですよね。
当事の僕の周囲でのみ流行ってなかっただけという可能性もありますが、
少なくとも当事の僕や僕の周囲に「セプテントリオン」って知ってる?って聞いてみたら、「知らん」と返ってくるんじゃないかな、と。
徐々に、大人の間で売れたんじゃないか、
で、今、当事ゲーム好きだった大人が名作SFCソフトとして公言してるんじゃないかなと思うんですよね。

おっさん共乙。

まぁそんなわけで、みんな知らないそんなゲーム、知らなくても当然だもん、と論破、完璧に論破。
で、面白いらしいので、やってみました。


ストーリーは、豪華客船が転覆して、死体だらけの船の中を歩き回り、
生きている人々を助け出して出口を目指すといった感じです。

ゲームシステムとしては、あれですね。
「ICOで、ヨルダがいっぱい」みたいな印象を受けたのは僕だけでしょうか。

生きている人を見つけたら、彼らを上手に誘導して一緒にゴールを探すのですが、
そのフリーダムなことこの上ありません。
ちょっと目を離して少し先の様子を見ると、
いつの間にか一人減ってます。
死んだ!!!!

ゴールをまず確認して、少しずつ誘導するのがポイントですね。

で、セーブのできないこのゲームでハッピーエンドを迎えるため5,6人の乗客を救出しなければならないのですが、
4,5人はうまく誘導できたのに、
最後の一人が
謎の動き(体操?)を繰り返した挙句、自殺するという理不尽な場面もでてきます。なめんな
難易度がハンパねぇ!

結局、最後は攻略サイト見ながらやりましたけど、でも、そのシビアさが良かったですよ!
無しだとちょっとクリアきついですね。
まぁ、船内地図作って、人物の配置図書き込んでおけばおkなので、やりこめばなんとかなりますかね。



閑話休題



あと、このゲーム、当時として画期的だった点として、画面が時間がたつと傾くんですよね。
船体が傾くというか、フィールドが傾くというか、
それで行けなかったところに行けたり、逆に行けなくなったりします。
この辺がちょいランダムだったりするんですが(角度とか向きとか)、はっきしいって酔います

ゲーム性を高める上で非常に良い演出なんですけどね。
長く集中してやることを余儀なくされるゲームで長くやると気持ち悪くなるなんて酷いですね。



そんなわけで、攻略推奨。 そしたら面白いよ!
…最近、ゲームで酔ってばかりの気がします。

お勧め度B(10/02/17)




ぼくのなつやすみ2 海の冒険篇(プレイステーション2)  ミレニアムキッチン


■んじゃいっただきまーす!


終わりまんた。 終わり、、、終わりまんた!!

とはいえ、何を持ってすればクリアとしてよいのか微妙なところですが、とりあえず2周。
1周目は予備知識なし、テキトープレイで8月31日まで過ごし、
2周目はAmazonで購入した攻略本とネットの攻略記事を読みながら、慎重に一日を進め、
できるだけ多くのイベントをこなしてクリアしてみました。 クリア、、、クリアしまんた!!

内容は基本的に1と一緒ですね。
説明とかいいですよね、必要な人は1のレビュー読んだらいいと思うんですけど、まぁあれです。

   ボクが夏休みを謳歌するゲームです。


それ以上も以下もありません。 イラストレータもキレイキレイの人ですね。
で、1とはシステムの踏襲はあれ、1とストーリー的につながりはないので2からやっても問題ないですね。
登場キャラとか1と2で酷似してますけど、気にしてはいけません。
何故か今作でもナレーションはダンカンですが、気にしてはいけません。 ダンカンこのやろ!

前作の成功を踏まえ、できるだけ世界観を崩さないように2を出そうという意味があるのだと、勝手に予想しています。
別のイラストレータに発注したら埋もれてしまう可能性がありましたしね。
背景も草薙さんでとってもキレイですてきです。

そうそう、背景マジできれいです。

1の方もそれなりに背景等等美しかったですけど、PS2になって媒体がDVDになったせいもあり、
また、個人的な環境の話なのですが、僕のディスプレイが
24インチのワイドディスプレイでD-DVI入力になったせいもあってちなみにseaurchin、PS2は21pin RGB端子で
出力させてるんですけど、とってもキレイでした。
画面広いは、海はキレイだは、山は大きいは、セミとか虫の鳴き声リアルだはでなつやすみの臨場感は抜群ですね。
行動範囲も1に比べるとかなり広いです。 駆け回ることができますね。

朝はラジオ体操から始まり、朝ごはんを食べたらあとは自由です。
自由といえども、夏休み、子どもがその行動範囲内で、
法律やモラルの範囲内での自由なので、
いきなり台所から包丁を抜き取って、作業場で仕事しているおじちゃんを
ブスリ!とかできません。
上半身裸で街を徘徊したりはできますが、おもむろにパンツを脱ぎ捨てていぇえええええええええええいいいいい!!!!!!!!

とかもできません。残念なことにね。


いや、面白かったですよ。
前にも書きましたが背景や音がリアルで臨場感がすごいので、夏休みをリアルに体験できます。
で、虫集めとか魚釣りとか、あとサイダーの王冠集めとか虫相撲とかで一応、やりこみ要素的なものはあるのですが、
やりこむとかなりダルいし、集めたからといってゲーム中の何にも絡まないので、
夏休みを楽しみたいなら、やりこみ要素をやりこまないのが吉ですね。

その微妙なゲームバランスも1から引き継いで素敵です。虫相撲は頑張ればいける場所が広がりますけど。
あと、虫コンプしたときとか達成感がたまりません。けど、あれです暇ならばどうぞ〜ということで。





お勧め度A(10/07/29)




ウィッシュルーム 天使の記憶(NINTENDO DS)  CING


■そうだ、ブラッドリーお前を見つけ出すその日までは・・・


ニンテンドーDSが発売されてはや5年半経ちました。

とはいえまだまだ5,6年という歴史、細かいリビジョンアップはあれど、
現代ゲハ業界での任天堂主力ハードにして現役ハード、これからDSカートリッジソフトの開発はまだまだあるわけで、
未来に名作,迷作が発売されるわけで、それを考えるとまだまだおいそれと着手できません。
僕は終わったハードが好きなんだ。

というわけで、“逆転裁判”シリーズや“レイトン教授”シリーズがどれだけ人気であろうが、
“君のためなら死ねる”、“どきどき魔女裁判”、“小沢里奈”シリーズにほこりがかぶろうがまだまだノータッチ、
一本100円から売買されるにはまださらに5年は必要だと思うんですね。

新しいハードウェアが発売されれても下位互換を確立しない限り売れない、
そして新しいソフトウェアが出たとしても古いソフトウェアの面白さが無くなるわけではないわけで、
よほど技術が躍進し、8bit→16bit,CD→DVDほどの違いが出ない限りまたそれが求められない限りゲームは進化しません。

そういう最新技術が好きな人は、ゲームや家電に期待せずにPCだけを弄ってればいいと思うんですけど。

とはいえ、NINTENDO DSファミリ製品とはいえ、DSiではゲームのネットワーク購入ができ、
3DSでは3Dディスプレイでゲームができるというので、これも技術躍進の賜物ですね。
ゲームをよく知らないおいちゃんからみれば 「DSはDSで同じでしょ」 なんですけどね。




で、今回のゲームがそのDSのADVで、DSやんのかよ!なんですけど、
やってしまったものは仕方ないのでレビューします。同僚がソフトくれたので。
結局、金が無いから安く買えるレトロゲー好きを公言しているだけなんでしょというわけなんです。
それでいいです。

で、ウィッシュルームですね。
つい数ヶ月前潰えた “CING” という会社が作成し任天堂から発売されています。

このメーカについてはおっさんたちはよく知らないかもしれませんが、
10代後半から20代前半のぴちぴちゲーマには人気で、
かつてのブレイングレイのように微妙なファンがたくさんいます。
ウィッシュルームも販売当時そこそこ売れていて、
DSの面白いゲームスレに名前があがるゲームの常連なんですが、
やってみたんですけど、まぁ面白かったんじゃないかしらというレベルでしたね。

なんと言うか、渋いです。
たんたんと進行し、最後謎はすべて明らかになりますが、
肝心の主人公の当初の目的が
「まぁそういうことじゃあ仕方ないよね」っていう感じのまとまり方でスッキリしませんでしたね。

2週目でラストが少し変わるのですが、一週目は結局、死人は戻らないし、主人公の目的は果たされません。
誰しもが秘密にしたがっていることをばらして終わりです。めでたしめでたしで終わりません。


2週目でも主人公の知りたいことは半分しかわからず、次回に続くという終わり方でした。
一応完結はしていますが。。

ストーリーとしては、元刑事で現在秘密のセールスマンをやる傍らで昔の同僚の行方を追っている主人公が
ホテルに泊まる話ですね。 ひどい解説だ。

で、ホテルに泊まっているお客さんとか従業員をパパラッチするわけです
殺人事件とかはおきません、
ただ周囲の人の秘密を解き明かしてまわるだけですね

で、会話途中で選択肢が出てきたりアイテムや、他人との会話のメモを選択するシーンが出てくるんですが、
うまくやらないとホテルからつまみ出されます
するとゲームオーバーです。なんどつまみ出されたことか!

このゲームはプレイヤーのKY度がはかれますね。あと、この主人公ヘンタイだと思う。


でもまぁ普通に面白かったですよ。
他のレビューサイトでもありますが、難易度がちょうどいい感じで、謎解きにストーリー上の無理がありません。
グラフィックもクロッキーをパラパラ漫画にしたようなタッチというか、とてもいい感じですね。


ラストだけもう少し納得できるものだったらなぁ。という気がしますね〜。
続編が出てるんですね。そのうちそのうち。


お勧め度B(10/08/29)

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